2026-07-22

reddit でスパム扱い(bot扱い)された件(解消された?,90日ルール?)

Q. reddit でのスパム扱い,どうなりましたか
A. 解消されたような感じがします

4月中旬に redditのアカウントを作成して,コメント,投稿したところ,スパム扱いされたようで,投稿が出来ないという件がありました
その後,redditのアプリを開いて,表示名を「Cellist Gauche」に変えて保存,ということを時々試みてエラーが続いていました
今日,アプリで見たら「Cellist Gauche」になっていて,あれっ
Webブラウザで確認したところ,これまで自分のアカウントをクリックすると「We had a server error...」と表示されていたのが解消し,プロフィールが表示されたので,スパム扱いは解除されたようです


理由は不明ですが,日数的には「90日ルール?」が適用された印象です

reddit,安定した玉石混交で,音程が外れた動画,自分で決められない,自分で考えられない人の投稿はスルーするので,次のコメントはいつになるか分かりませんが,挙動が改善しているので,多分,書き込み出来ることでしょう



2026-07-20

< Voice of my Cello > No.1〜4 リリース(チェロ独奏用,[Cello Tab])

Q. ついに自作曲ですか...
A. チェロの音そのものを優先した曲があればいいな,という思いを形にしました

チェロの名曲と言われる曲を弾いていると,チェロで奏でる旋律は美しいなと感じるところが多くあり,弾き続けていて満足感はあるものの,もう少し,チェロの音そのものをメインにした曲があればいいのにな,とも思っていました
そのような曲は探せばあるのかもしれませんが,作ることにしました
ゆったりとしたテンポで響きを持続して,重音を多用して...という曲になります
3曲作って,1曲は [Ambient Version] として少し改変して,合計 4曲を 1つの楽譜としてリリースし,YouTubeに自動演奏した音をアップしています

実際にチェロを弾いた方が良いのですが,楽譜ソフトで自動再生した音です

No.1 A Series of Double Stops
  重音の響きを主題にした,1分30秒ほどの短い曲


No.1
A Series of Double Stops

No.2 Double Stops on Lower Strings
 重音の響きを主題にして,チェロの弦の低い方の(G線,C線)だけで弾くように作った,1分ちょっとの短い曲


No.2
Double Stops on Lower Strings 

No.3 Double Stops on Middle Strings
 重音の響きを主題にして,チェロの弦の中央の2本(D線,G線)だけで弾くように作った,1分15秒ほどの短い曲


No.3
Double Stops on Middle Strings

No.4 Double Stops on Middle Strings  [Ambient Version]
 重音の響きを主題にして,チェロの弦の中央の2本(D線,G線)だけで弾くように作った,リピートを含めると 6分超の長さの曲
同じシリーズ「No.3」の拡張版


No.4
Double Stops on Middle Strings [Ambient Version]


【宣伝】「Cello Tab」スコア付きの楽譜は Piascore,mucome で販売しています
「cellist gauche」で検索してください
電子楽譜が苦手な方は,mucomeさんだと,コンビニでプリント出来るようです
(mucomeさんは審査に数日掛かる場合があります)

2026-07-10

YouTubeへアップしたら,著作権侵害と判定された件の続き(2回目)

Q. 「鳥の歌 ハ短調」の動画が 7月9日に公開されましたが,経緯は?
A. 作り直した動画を 6月9日にアップロードしたところ,また,著作権侵害と判断され,30日待たされました

「鳥の歌 ハ短調」の動画,最初は 4月13日にアップしたところ,著作権侵害と判断されて,公開できず,即座に異議申し立てをして,30日後に
> 異議申し立ての確認が 30 日以内に行われなかったため、
> お客様の YouTube 動画に対する著作権の申し立ては取り下げられました。
...となりました

結局,その動画の公開は見送り,作り直して 6月9日にアップしたら,また,ストップされ,30日後にメールで上記と同じ文言が届き,今度は公開しました

楽譜販売の宣伝用の動画は,6月上旬から何曲か作成して,「鳥の歌」で 10曲目ですか
独奏用にアレンジしている曲は,どのように編曲したのか確認した上で購入してもらった方が良いと思うので,自動演奏版で動画を作成しています
背景は古いチェロのカットを使い回して,楽譜イメージを少し差し込んで,キャプションも使い回し,YouTubeの動画の設定はコメントをオフにして,素っ気ない感じです



2026-07-03

プレーンガット弦: ギアペグを使っている者の感想

Q. ギアペグ,使っていますか
A. はい,バックラッシュしないことが1番のメリットです

この書き込みをするに当たって,「チェロ ギアペグ」で検索したら賛否両論ですね
いま使用しているチェロには,ギアペグの「Perfection Planetary Geared Pegs」を取り付けています
「Wittner / Finetune Peg」は別のチェロで使ったことがあります


プレーンガット弦 Chordaを 20年ぐらい前から使っていたので,その関連でギアペグを知り,2種類 購入しました
・Wittner / Finetune Peg 径12.5mm
  楽天shop,2017年購入時は 15810円
・Perfection Planetary Geared Pegs - Cello × 1  12mm / Rosewood / Swiss
  Fiddlershop,2019年購入時は $149,Shipping $13.54

Fiddlershop

"Perfection Planetary Geared Pegs",現在 Rosewoodタイプは品切れしている径が多いようですが,Ebonyタイプ,ABSプラとも販売されているようです
Amazonにも Ebonyタイプがありました
この Rosewoodタイプは,よく見ると軸の部分が木ではないことは分かりますが,手で回すところは木です


Wittnerのプラ丸出しのペグと比べると,見た目は悪くないです
ネット上には「ギアペグは音がこもる」というマイナス評価が見られますが,そのように感じたことはありません


私の場合,既存のペグで発生するバックラッシュが無いというのが1番のメリットです
1・2弦はプレーンガット弦(TORO or Chorda),3・4弦は巻線のガット弦(Chorda)を使用していますが,巻線のガット弦の方が湿度や気温の変化に敏感で 1/4音ぐらいは短時間で変化します(チェロ本体の変化も関係しているので,弦だけとは言えませんが)
ええ,ケースには仕舞わずに,すぐ手に取れるようにスタンドに立てたままです
夜は布を被せますが,普通の部屋でエアコンは使用していないため,巻線の変化には気を遣っています
気温が下がるとピッチが上がるので,冬に気温が下がる予報の場合は事前に少し緩めます
おそらく,普通のペグだとペグ自体が緩んでしまうでしょう
プレーンガット弦は,「張る前にオリーブオイルに浸ける」というようなことはせずに,弾く前にレモンオイルを布に付けて弦の表面を滑らせて,指板も拭くぐらいです
巻線も同じです

「壊れると...」という否定的な意見もネット上で見ましたが,資産価値が高い楽器だと取り付けに躊躇することが予想されます
ギアペグの取り付けは弦楽器工房にお願いしましたが,接着剤を使って固定して欲しいと伝えているので,故障したら取り外すコストは掛かると思いますが,メリットの方が大きいので,結局は使いたい人が使えばいいだけという話になります


「Wittner / Finetune Peg」は1本だけでも販売しているので,かつて所有していた 5弦チェロにセットしていましたが,見た目がプラで,それが1番のマイナス要素です
追加の 1本は,2019年,eBayで送料込みで $55.59でした
こちらは,ペグを固定(接着)しないでも使えるとあったので,最初はそうしていましたが,結局,弦楽器工房で接着してもらいました

過去に YAMAHAのサイレントチェロの最初のモデルを使っていましたが,初期型は普通のペグで,アジャスター付きの金属製のテールピースでした
現行製品は,ウォームギア式とか,マシンヘッドになっていて,進化が感じられます
100年ぐらい前はコントラバスで使うような見た目のマシンヘッドをチェロに取り付けることもあったらしいですが,チェロは弦の張力が大きいので,実利を優先するとそうなるなという気はします
アジャスターで微調整は可能ですが,ペグ自体が湿気と気温の影響で固着したり,完全に緩んでしまうことは,ソフトケースで保管していた時に経験しました

現在,ギアペグをセットして,テールピースにアジャスターは付けていません
ギアペグへ換えても,アジャスターを同時に使用する人もいるようですが,これも「使いたい人が使えばいいだけ」かなと思います

◆ 結論

ガット弦を使い,エンドピンを使わない弾き方で,現在の音に不満はないので,ギアペグの音に対するマイナス評価は私の場合はありません
壊れる心配よりも,バックラッシュなしで弾ける日常の方を優先します
ギアペグは「使いたい人が使えばいいだけ」の製品です
ネット上の否定的な書き込みを見ていると,弦楽器に纏わりつく滑稽さが感じられます

2026-07-01

セロ弾きと電子楽譜(その3)

Q. 「Cello Tab」には全ての運指(指番号)が記載されていますが,理由はありますか
A. バッハ無伴奏チェロ組曲の第4番・第5番を弾くのに必要になったのが始まりだと思います

「セロ弾きと電子楽譜」の続きです
終活でバッハ無伴奏チェロ組曲を弾き直そうと思い,使い始めたばかり Piascoreで,スキャンした Mainardi校訂版に指番号とアップダウン記号を追加していました(スタンプ使用)

iPad Proを使っていますが,書き込みしたファイルを iCloudに時々保存していたので,それを見ながら,書き込みの変化の過程を振り返ってみました

・2024年 6月: ファイル保存開始,No.1,No.2,No.3
  指番号は開放弦と注意すべき音にスタンプで追加,ボーイング記号あり
  * Starker校訂版を使用(楽譜の試行錯誤時期)

・2024年 7月: No.1,No.2,No.3
  ポジションを丸数字で追加,小節内で有効な臨時記号を赤字で追加
  * Starker校訂版を使用(楽譜の試行錯誤時期)
    以降,Mainardi校訂版を使用


・2024年 8月: No.1,No.2,No.3,No.4-2/3/4/5/6,No.5-4,No.6-4/5
  親指には「p」を割り当て(本来は Guitarで右手に適用)
  ボーイングが切り替わる場合は指番号の間に赤の縦線を追加


・2024年 9月: No.1,No.2,No.3,No.4,No.5-4,No.6-4/5
  No.4,指番号の追加は他の曲よりも多い


・2024年 10月: No.1,No.2,No.3,No.4,No.5,No.6-2/4/5
  No.5,指番号の追加は他の曲よりも多い
  No.1,No.2,No.3,No.6,指番号の追加が増えている

・2024年 11月: No.1,No.2,No.3,No.4,No.5,No.6-2/4/5
  No.1,No.2,No.3,No.4,No.5,ほぼ全ての音に指番号が付けられ,
  弦の位置を模している(1弦の指番号は上で,2弦・3弦・4弦と高低差を付けて記載)


・2024年 12月: No.1,No.2,No.3,No.4,No.5,No.6 全曲

  No.6,ほぼ全ての音に指番号が付けられ,弦の位置を模している

日記は書きませんが,2024年12月に Mainardi校訂版の全曲のほぼ全ての音に指番号を書き込み,弾いていたことは覚えています
その後,しばらくは弾く方に集中して,弾き込みで変化した指番号を反映したり,音名を追加して改良していました

・2025年 3月: ヘ音記号の小節も音名を追加し始める(一部の音のみ)


弾き続けている内に,大量に書き込みした楽譜が見にくいことが気になりました

・2025年 6月: No.1,No.2,No.3,No.4,No.5,No.6 全曲
  Mainardi校訂版の分析用の五線譜を Piascoreの消しゴムツールで消して,余白を拡張


・2025年 7月〜10月: No.1,No.2,No.3,No.4,No.5,No.6 全曲

  分析用の五線譜を消した部分を使用して,指番号,ボーイング記号,ポジション表記(Piascoreのスタンプの丸数字は⑥まで使用可能で,第7ポジションより上は数字のみ)を書き込み直し
  音名は一部の音に追加(ポジション移動)

2025年10月,Mainardi校訂版での作業は終わりましたが,Piascoreでスタンプを使って指番号を付けた楽譜は,弦の位置を模して段差を付けても,キレイに整列することは無理です

また,元の楽譜で音符がぎっしりと詰まっているような曲,例えば,No.6 Allemandeでは,どうしても窮屈な表記になり,見ながら弾くのには適さない状態です


指番号を弦の位置を模した上で整列して記載するには,楽譜自体を作り直す必要があり,手間が掛かりそうで面倒だと思っていましたが,2025年11月に着手することになります(続く)

2026-06-29

プレーンガット弦: Chordaと TOROの比較

Q. チェロに張っている弦は
A. 今は 4本とも Pirastroの Chordaです

チェロの弦は材質で大きく分けると,金属弦・ナイロン弦・ガット弦という括りになりますが,ガット弦にはプレーンガット弦(裸ガット弦)というタイプがあり,主に A線 と D線で使われます
使用者は極端に少ないと思いますが,私は Chordaと TOROを使っています


先日まで A線と D線は TOROの弦を張っていましたが,A線が切れたので,A線・D線とも Chordaへ切り替え,両者の違いを実感しているところなので,「プレーンガット弦」についてあれこれ書こうと思います

TOROから Chordaへ替えると,Chordaの弦は細くて表面が滑らかと感じます

Pirastro Chorda

◆ 弦の直径の違い

Chordaにはの 3つのゲージの選択肢があります
A線は 21PM(1.05mm),D線は 29PM(1.45mm)が標準で,上下に 0.5PM(0.025mm)の差の製品がラインアップされていますが,標準以外が日本で流通しているのか不明です
* Pirastro Measurement (PM)は 1 = 0.05mm で,標準ゲージは 440Hz用,415Hzにする場合は "strong" gaugeを使うように同社の Webサイトに書かれています

TOROの方の選択肢は多く,日本での販売代理店(?)のコースタルトレーディングさんのWebサイトでは下記のラインアップで販売されています
 A線: 116, 118, 120, 122, 124, 126, 128, 130
 D線: 160, 165, 170, 175
* TOROには,表面の仕上げが異なる{ナチュラル,バーニッシュ}タイプがありますが,ナチュラル一本化検討というお知らせが以前ありました

Chorda(A-105, D-145)へ替える前は,TORO(A-126, D-175)を使っていたので,Chordaはかなり細く感じます


◆ 弦の表面の違い

弦自体の製法が違うようで,Chordaは表面が滑らかで,見た目から弦全体が同じ素材で出来ていることが分かります
TOROは,表現が難しいので写真を見てもらった方がよいのですが,見た目は均一ではなく,細い弦を撚り合わせているような感じで,表面は少しザラザラしています


▼ 比較1(レモンオイルの浸透具合)

毎日,チェロを弾き始める前に,レモンオイル(D'Addario)を布に付けて,弦を拭いています
Chordaは,張り替える時にレモンオイルを付けると,弦自体の色が変わることが分かり,レモンオイルが浸透していることが分かります
TOROは,表面の仕上げが異なる{ナチュラル,バーニッシュ}タイプがあり,どちらも使ったことがありますが,見た目で仕上げの違いは分かりませんでした
弦自体の色は Chordaよりも濃く,レモンオイルを付けた時,表面にオイルが付くのは分かりますが,弦自体に浸透しているかどうかは不明です
なお,「ガット弦を使用する前にオリーブオイルに漬けておく」という話もありますが,そこまではせずに,張り替え直前にレモンオイルを付けた布で拭くぐらいです
弓で弾く部分は,以前は松脂を拭き取るぐらいでしたが,最近はササクレ対策で,10日間ぐらいの間隔で,綿棒にレモンオイルを付けて塗っています
もともと,駒からテールピース側をそうしていたので,その延長線上の作業ですが,その直後は弓がオイルで滑るので,普段使わない弓を使っています

▼ 比較2(ヒゲの出来具合)

Chordaは表面が滑らかな点はプラスですが,指板上で押さえるところにヒゲが出来やすい傾向があります

ヒゲを引っ張ってしまうと弦にダメージを与えることになります
また,ヒゲは放置すると大きくなるため,見つけ次第,ハサミで切ります
TOROでもヒゲが出来る時はありましたが,それよりも,製造過程で出来た瘤のようなものが悪化して弦が切れたことの方が多い印象です

▼ 比較3(ササクレの出来具合)

弓で弾く箇所は,Chorda,TOROとも,ササクレが出来ることがあり,A線でよく発生します
どちらかと言うと,Chordaの方がササクレが出来やすい印象があります(次の耐久性の比較へ)*写真は TORO
このササクレは,ヒゲとはちょっと性質が異なるので,切らずに放置していますが,いずれはそこで切れることになるので,ササクレが出来たら弦交換が理想です
ササクレの箇所を弾くと弓の毛が引っ掛かることがあるため,なるべく外して弾きますが,弾いている時にササクレの所で切れたことが何度もあります
また,スタンドに置いた状態で切れたこともあります


▼ 比較4(A線の耐久性)

Chordaと TOROでは,Chordaの方が表面が柔らかい印象があります
私の使い方(使用頻度とササクレが出来ても交換しないスタンス)では,A線は切れて寿命が終わりますが,Chordaは 4ヶ月ぐらいでしょうか
あまり弾いていなかった時は 1年以上保ったこともあります
切れる箇所は,弓で弾くところ,指板上,ナット辺りと様々です

TOROの方が寿命が長い印象ですが,弦自体の製法が違うため,TOROでは瘤のような箇所で切れたり,ほつれが出来て切れたことがあります
TOROでも1ヶ月で切れたことがあり,工業製品ではないので,当たり外れはあると思います

▼ 比較5(D線の耐久性)

D線も,A線と同じように弓で弾く箇所で切れたことはありますが,それよりも,弦の表面が痛んで音が綺麗に出なくなって寿命を迎える印象です
音が変なザラつきとかカスレが続くようになったら弦交換が理想ですが,その弦を位置を変えて張り直したり,反転したりしている内に,ダメージが大きくなって切れるか,交換を余儀なくされる感じです
Chordaの方が表面が柔らかい印象があり,Chordaの方が早く痛むような気がします

▼ 参考(Chorda G線の耐久性)

D線の弦の表面のダメージのことを書いたので,プレーンガットではない,シルバー巻きの G線についても触れておきます
いま使っている G線は Chordaで,21ヶ月目です
余談になりますが,Chorda の G線と C線は,張り替え直後はちょっと癖があり,弦の表面を指で少し滑らせただけで大きな音が出ます
キュッキュッというような音で,出ないようにするには,弦から指を離す時に垂直に持ち上げ,弦の表面で指が動かないようにする必要があり,かなり気を遣います
現在も少しは出ますが,気になる程の大きな音ではなくなっています

それで,G線の弦の表面のダメージですが,毎日弾く使用頻度だと,半年ぐらいで弦の表面が滑るようになります
最初は原因が分からず,弦についた松脂を落としたり,弓を変えたり,試行錯誤しましたが,同じ G線でも,よく弾くところだけが滑り,その上下では滑らないので,弦の表面のダメージと判断しました
(松脂をたっぷり付ければ滑りませんが,そうするとプレーンガット弦の発音に適さない状態になってしまいます)
Chorda G線と C線はシルバー巻きの弦ですが,使っている内に表面が摩耗して滑るようになるのかもしれません
結局,G線は一度反転させましたが,それでも滑るようになったので,テールピースの所で弦を一周させて弓で弾く場所が変化するようにしています
最近はそれでも滑るようになり,C線も滑るようになってきました
21ヶ月目の現在,音自体に不満は無いのですが,替え時が近いようです

▼ 比較6(どちらが弾きやすいか)

Chordaの表面は滑らかで平らです
TOROの表面は平らではなく,ザラザラしたような感じです
Chordaの方がスライドはやり易い気がしますが,TOROでスライドすると問題がある訳でもなく,先入観と印象ぐらいの違いです
運指は,どちらが弾き易いとか,弾きにくいとか感じたことはありません
弦の太さが違うため,細い Chordaの方が発音しやすい気がします
逆に音量は,太い TOROの弦の方が大きく出ていると思います
少し前まで,TOROの D線で径 175の太い弦を使っていましたが,Gの音を出した時に低音がしっかりと出て,Celloが鳴っていることが感じられました
ただ,良いことばかりではなく,ここまで太いと開放弦 Dの音の立ち上がりが少し遅れるような感じもありました

◆ まとめ(極私的な感想)

プレーンガット弦,Chordaと TOROを比較したら長文になりました
今は TOROから Chordaへ替えた直後なので,Chordaの表面の滑らかさが心地良いですが,しばらくしたら TOROの太いゲージに戻したくなるような気がします

ここでは音色の比較はしていませんが,どちらもプレーンガット弦の音で優劣はありません
使うチェロによって音は異なり,音は個人の好き嫌いで判断するしかないと思います
むしろ,弦の太さの違いによる音の違いの方が選択肢として重要な要素になると,ここまで書いていて思いました

プレーンガット弦は,他には Aquila,Gamut の製品があり,使ってみたいと思っていますが,今のところ,縁がありません
Chordaを最初に購入したのは 20年以上前で,その頃に入手した古いチェロで使ってきました
その後に入手した 5弦チェロに張る弦として TOROのガット弦を購入して...という経緯で「プレーンガット弦」を使ってきましたが,ガット弦について,また書き込みしようと思います

2026-06-15

「Ravel クープランの墓 I.Prélude」リリース(チェロ独奏用,[Cello Tab])

Q. Ravel「クープランの墓」は過去にチェロ用に編曲されていますか

A. 「V.Menuet」はピアノ伴奏のチェロ編曲版があるようです

「V.Menuet」は,Louis Fournier [1877-1963] という人がピアノ伴奏のチェロ譜を作成していますが,「Menuet」の他にチェロ用に編曲された曲があるかどうかは不明です

「I.Prélude」,チェロ独奏で弾けるかどうか確信が持てないまま,ピアノ譜と総譜を見ながらチェロ譜の作成に着手して,曲として成立する仕上がりに出来たと思います
最高音は F#5,最後の一音は E5 です
ハイポジションはまだ完璧に弾けませんが,「Cello Tab」付きチェロ譜はリリースしました


「I.Prélude」以外の曲に着手するかは,いまのところ未定です
「IV.Rigaudon」の曲の構成と展開は好きですが,チェロ独奏では難しいような気がします
チェロで主旋律を弾くなら,「V.Menuet」が最適かもしれませんが,「I.Prélude」のテーマの旋律の方が弾きたい気分にさせてくれます

もともと,Ravel「クープランの墓」は好きな曲で,弾けないのに Durandのピアノ譜も持っていました
CDが出始めて数年後にシャルル・デュトワ指揮のオーケストラ版を買ったり,永井幸枝さんのピアノ演奏の輸入CDを買っていましたが,まさか,チェロで弾くことになるとは

チェロで独奏するには,主要な旋律を抜き出す必要があり,オーケストラ版で各楽器に割り当てられた Solo的な旋律をピックアップ,アレンジして,チェロ譜を作成しています
その作業の内訳を後から見ても分かるように,総譜の楽器の名称や略称を所々に入れることにしましたが,結果的に良かったと思います


今回,ピアノ譜だけでなく,総譜も参考にしましたが,「移調楽器」のスコアは分かりにくい,読めない,馴染めないの三重苦でした
楽譜の音と実音が異なる「移調楽器」の奏者は慣れてしまうものなのでしょうか
異なる言語体系,違う文化を持つ異邦人と接しているようでした

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