Q. 「Cello Tab」付きの楽譜,次の小品は「トロイメライ」ですか
A. 2種類の編曲版,それぞれ 2種類の運指を含んだ 4つの楽譜を含んでいます
次は「トロイメライ」にしました
初心者の頃,「トロイメライ」を弾いてみて,最初の方は弾けるけど,高い音は無理で,すぐに断念しましたが,バッハ無伴奏チェロ組曲が一息ついたので,リベンジというか,やり残した宿題に着手したような感じです
その前に出品した「鳥の歌」,「G線上のアリア」は,1年ぐらい前には「Cello Tab」付きの楽譜を作っていたので,手直しと確認だけでしたが,「トロイメライ」は1から楽譜を作りました
転記元の楽譜,最初は David Popper [1843-1913] を考えていましたが,David Popper 編曲で,校訂と運指は Willem Willeke [1879-1950] となっていたので見送りました
「G線上のアリア」で使用した D.Popper 版は本人の運指と思われるので,出来れば同じがよかったのですが,代わりに,Georg Goltermann [1824-1898] と Friedrich Grützmacher [1832–1903] の編曲版を使用しました
Goltermann 編曲版は F-major,Grützmacher 編曲版は G-major で,五線譜の部分は元の楽譜を転記しています
それぞれ,音色に合うと思われるポジションの運指,指番号に従った運指の 2種類の「Cello Tab」スコアを併記しています
Goltermann 編曲版には指番号が書かれています
指番号を付けていない音は普通に弾く,のであれば,2音目の F は 2弦-第2ポジション,そのスラーの A音は 1弦の開放弦で弾き,最後の F音に 4指の指定がある,ということになりますが,この運指というか,ポジショニングで弾くと音に違和感があり,2音目の F は 3弦-第6ポジションで弾くような運指にしました
このポジションで弾くと,この編曲版の最高音の B♭を弾く際に,2弦-第7ポジションの D音に 1指を置けるので,その半音の差の B♭の音を取るのが楽というメリットもあり,宿題の 1つを終えた気分です
Goltermann の方は記号が少なくて転記は楽でしたが,Grützmacher の方は記号が多く,手が掛かりました
もしも,私がチェロ教室の生徒で,先生から Grützmacher の楽譜を渡されて,曲を仕上げてくるように言われたら,そのチェロ教室へ行くのを止めたくなるぐらいの細かい指示がフレーズ毎に書かれています
曲を仕上げるには,このぐらい読み込めという示唆なのかもしれませんが,この曲の旋律でこれは流石にオーバーリアクションじゃないの
繰り返されるフレーズの最初の1音を所々で 8分音符にしたり,フレーズ毎に強弱やテンポの細かい変化を指定しているけど,やっぱり,これはこう弾けというよりは,曲に対するスタンスを後世に示したと解釈すべきなんだろうな,と思いました
細かい指示通りに弾く気にはなりませんが,弾いてみると G-major への編曲も悪くないなという印象です






















