Q. ギアペグ,使っていますか
A. はい,バックラッシュしないことが1番のメリットです
この書き込みをするに当たって,「チェロ ギアペグ」で検索したら賛否両論ですね
いま使用しているチェロには,ギアペグの「Perfection Planetary Geared Pegs」を取り付けています
「Wittner / Finetune Peg」は別のチェロで使ったことがあります
プレーンガット弦 Chordaを 20年ぐらい前から使っていたので,その関連でギアペグを知り,2種類 購入しました
・Wittner / Finetune Peg 径12.5mm
楽天shop,2017年購入時は 15810円
・Perfection Planetary Geared Pegs - Cello × 1 12mm / Rosewood / Swiss
Fiddlershop,2019年購入時は $149,Shipping $13.54
"Perfection Planetary Geared Pegs",現在 Rosewoodタイプは品切れしている径が多いようですが,Ebonyタイプ,ABSプラとも販売されているようです
Amazonにも Ebonyタイプがありました
この Rosewoodタイプは,よく見ると軸の部分が木ではないことは分かりますが,手で回すところは木です
Wittnerのプラ丸出しのペグと比べると,見た目は悪くないです
ネット上には「ギアペグは音がこもる」というマイナス評価が見られますが,そのように感じたことはありません
私の場合,既存のペグで発生するバックラッシュが無いというのが1番のメリットです
1・2弦はプレーンガット弦(TORO or Chorda),3・4弦は巻線のガット弦(Chorda)を使用していますが,巻線のガット弦の方が湿度や気温の変化に敏感で 1/4音ぐらいは短時間で変化します(チェロ本体の変化も関係しているので,弦だけとは言えませんが)
ええ,ケースには仕舞わずに,すぐ手に取れるようにスタンドに立てたままです
夜は布を被せますが,普通の部屋でエアコンは使用していないため,巻線の変化には気を遣っています
気温が下がるとピッチが上がるので,冬に気温が下がる予報の場合は事前に少し緩めます
おそらく,普通のペグだとペグ自体が緩んでしまうでしょう
プレーンガット弦は,「張る前にオリーブオイルに浸ける」というようなことはせずに,弾く前にレモンオイルを布に付けて弦の表面を滑らせて,指板も拭くぐらいです
巻線も同じです
「壊れると...」という否定的な意見もネット上で見ましたが,資産価値が高い楽器だと取り付けに躊躇することが予想されます
ギアペグの取り付けは弦楽器工房にお願いしましたが,接着剤を使って固定して欲しいと伝えているので,故障したら取り外すコストは掛かると思いますが,メリットの方が大きいので,結局は使いたい人が使えばいいだけという話になります
「Wittner / Finetune Peg」は1本だけでも販売しているので,かつて所有していた 5弦チェロにセットしていましたが,見た目がプラで,それが1番のマイナス要素です
追加の 1本は,2019年,eBayで送料込みで $55.59でした
こちらは,ペグを固定(接着)しないでも使えるとあったので,最初はそうしていましたが,結局,弦楽器工房で接着してもらいました
過去に YAMAHAのサイレントチェロの最初のモデルを使っていましたが,初期型は普通のペグで,アジャスター付きの金属製のテールピースでした
現行製品は,ウォームギア式とか,マシンヘッドになっていて,進化が感じられます
100年ぐらい前はコントラバスで使うような見た目のマシンヘッドをチェロに取り付けることもあったらしいですが,チェロは弦の張力が大きいので,実利を優先するとそうなるなという気はします
アジャスターで微調整は可能ですが,ペグ自体が湿気と気温の影響で固着したり,完全に緩んでしまうことは,ソフトケースで保管していた時に経験しました
現在,ギアペグをセットして,テールピースにアジャスターは付けていません
ギアペグへ換えても,アジャスターを同時に使用する人もいるようですが,これも「使いたい人が使えばいいだけ」かなと思います
◆ 結論
ガット弦を使い,エンドピンを使わない弾き方で,現在の音に不満はないので,ギアペグの音に対するマイナス評価は私の場合はありません
壊れる心配よりも,バックラッシュなしで弾ける日常の方を優先します
ギアペグは「使いたい人が使えばいいだけ」の製品です
ネット上の否定的な書き込みを見ていると,弦楽器に纏わりつく滑稽さが感じられます
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