Q. チェロ譜の指番号,もう少し説明が欲しいです
A. チェロの指板を視覚化すると分かりやすいと思います
一度,チェロの指板上の音について整理したかったので,いくつか画像を作りました
「Cello Tab」を使って説明しますが,「Cello Tab」は 4本の横線が弦で,一番下が 4弦,一番上が 1弦,その線の上の数字は押さえる指番号です
(Guitarの TAB譜のように線上に数字を置かない理由は見づらいと感じるから)
チェロの各弦を押さえて出る主な音は下記になります
(青枠の部分,緑色の枠の音はオーバーラップする領域)
上記を「Cello Tab」で視覚化すると下記になります
3段ある楽譜は,上下で同じ高さの音を並べています
* 4弦の B♭だけ一致していません=第4ポジションの運指として記述したので
* 第8ポジションの指番号,特に意味はありません
同じ高さの音を,異なる弦で,異なる音色で出せるというのは Violin属の特徴であり,特長になると思いますが,それを楽譜に反映しようとすると,弦番号や指番号が多く記譜されることになります
いま,著作権が切れたチェロ譜の「Cello Tab」スコア化の作業をしていますが,古い楽譜は強弱記号や速度記号だけでなく発想記号も多く,そこに弦番号の指定も加わり,密度が高い楽譜が多い印象です
Grützmacher 編曲版 Träumerei などは,1ページだけのチェロ譜の転記と確認の作業,とても手が掛かりました
結局,「チェロ譜に書かれた指番号に思うこと(長文)」で書いたことに通じてくるのですが,「過去の楽譜は紙の制約や従来の楽譜のしきたりを踏襲した上で,指番号や弦番号が様々に書かれている」ことに「慣れる」というのが「楽器の上達」というのであれば,それは違うのではないかな,というのが,現時点での思いです
それは,バッハ無伴奏チェロ組曲を再取り組みする過程で誕生した「Cello Tab」スコアが側にあるからこその視点であり,代わりの方法がなければ従来と同じように「楽器の上達」のために「慣れる」選択肢しか無かった,と言い切ってしまうと傲慢ですが,そんなところです
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